震災を受けて ~在宅業務でのコミュニケーション
現在、ロゴスウェアつくばオフィスのスタッフは
それぞれ在宅で業務に従事しています。
いまだ多くの方々が困難の中にある東日本大震災の影響で、
オフィス内での通常業務が不可能な状況になったためです。
IT企業とはいえ、
さすがにPCだけあればどんな仕事もこなせるというわけにはいきません。
開発や検証などに適した環境が必要であったり、
もちろんスタッフ間のコミュニケーションも大切です。
特にコミュニケーションに関しては、
普段はPCとにらめっこ状態となることが多い業界だからこそ重視すべきであると、ロゴスウェアは考えています。
そのため良好なコミュニケーションを図るための様々なツールを導入しています。
そのツールのうち、今回突然始まることになった在宅業務体制において圧倒的に活躍しているものがひとつあります。
それは、「Yammer」というサービスです。
Yammerは同じドメインのメールアドレスを持つ人たち(つまり社内のスタッフ)に限定して公開されるTwitterのようなサービスです。
挨拶などを省いて気軽に発言でき、かつトピックごとにエントリをまとめてくれるのでフロー情報を適度に整理してくれます。
(導入の経緯やこれまでの利用についてはまた改めてご紹介いたしますね)
手探りで始まった在宅業務のなか、
情報の共有や連絡をどうするかは大きな問題です。
社内SNSを中心とする案もありましたが、停電の可能性があったため
サーバーを常時稼動させることができません。
なにより、緊急時においてもっともスピーディーに対応できるツールとして
白羽の矢が立ったのがYammerです。
始めは、PC/モバイルともに対応していて非常時の業務連絡が
スムーズにできるという意味での活躍でした。
ところが、Yammerの真骨頂はそこではありませんでした。
ライフラインが途絶え食料品や燃料が品薄になったことで、
多くのスタッフが生活のための情報も必要としていました。
Yammerにはそういった情報を交換する懐の深さもあったのです。
これには東京オフィスで通常勤務をしているスタッフも加わり、
例えば、「お米を買いに行ってきます。スーパーに売ってるかな?」
という発言に対して、あっという間に
「直売所にはありましたよ!」「うちのお米を分けましょうか?」「野菜ならありますよ」といったコメントが集まります。
昔ながらのご近所の助け合いのようなコミュニケーションが、最新のソーシャルサービス上で行われていることに感動すら覚えました。
掲示板にトピックを立てるほど蓄積はしないけど、
時間とともに全て流れてしまうほどでもない。
Yammer特有の「ほどほどにゆるい」感じが、
業務連絡も雑談もつぶやきも、まるごと受け止めてくれるのでしょう。
情報交換ツールとして、ちょっとした心配や不安も共有するツールとして。震災後のロゴスウェアにおいてYammerの存在感は増しています。
これまでは発言に躊躇したり他ツールとの使い分けに迷うこともありましたが、一同すっかりYammerに親しみが湧いたと思います。
通常業務に戻ったときもこれまで以上に有効に活用できそうです。
そして、これまで以上に
私たちのコミュニケーションの手助けをしてくれることでしょう。
震災後、私たちにできる一番の支援は、全力で働くこと。
全力で働くためには、仲間と力を合わせること。
Yammerは私たちの強力な味方です。
被災地の方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、
一日も早い復旧を願っております。
苦しんでいる全ての方の心が少しでも軽くなりますように。
ロゴスウェア
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