クラウドで防災対策
一昨日から通常営業を始めたつくばオフィス。
まず着手した仕事のひとつに、PORの調整があります。
PORとは、「Plan Of Record」の略。
ロゴスウェアとしての正式な製品開発スケジュールです。
これを記載したドキュメントをPORシートと呼んでいます。
開発、テスト、マーケティング、セールスの活動はPORと同期して行われます。
開発された製品はPORに基づいて3つのゲートミーティングを通過していきます。
社内テストに入る前の「αゲート」
市場テストに入る前の「βゲート」
製品として正式に出荷される前の「Finalゲート」
各ゲートミーティングには開発者とテスト、マーケティング、セールス担当が参加し、レビューや広報等のスケジューリングを行います。
製品ごと、バージョンごとに並行して進めるため少し複雑ですが、開発会社としてとても大切なスケジュールです。
このPOR、震災の影響で多少リスケジュールしたものもありますが、調整は大変スムーズに進み混乱は全くありませんでした。
突然のつくばオフィス休業、全社の半数のスタッフが在宅業務となったにも関わらず、なぜでしょうか?
それはロゴスウェアが活用しているツールが威力を発揮したからといえます。
すでにこのブログでご紹介しているツールもありますが、今回はPORの流れに沿って私たちの活用方法をご紹介いたします。
①Googleドキュメント
WEBブラウザ上で動くオフィスソフト
スプレッドシート(表計算ソフト)でPORシートを管理しています。
ブラウザでアクセスできればどこからでも編集でき、変更点をリアルタイムで共有できます。オンラインで保管されているためオフィス・自宅の区別なく閲覧・編集できます。
②Yammer
社内Twitterのようなサービス
ゲートミーティングの予定変更などを連絡しあいます。短い連絡であればメールよりもかなりスピーディーです。
③Googleカレンダー
ゲートミーティングのスケジュールを作成します。
④POWERLIVE3
ロゴスウェアが提供するWeb会議システム
ゲートミーティングは東京・つくばオフィス間で遠隔で行います。
資料の共有、ホワイトボードの書き込みなどができ違和感なく会議を進行できます。
⑤社内SNS
ゲートミーティングの議事録を書き込み、蓄積します。
以上がPORに関する一連の流れです。改めて整理してみて、5種類ものツールが関わっていることに自分でも驚きました(違和感なく使っているということですね)。
ミーティング開催までの過程はクラウドを利用しているためスタッフ個々の環境に依存しません。そのため、突発的な事態にもスムーズに対応することができました。
もしもPORを紙の書類で管理していたら?
個人のPCに保存しているものを共有して使っていたら?
…などなど、状況が違えば震災にスムーズに対応することは難しかったかもしれません。
この流れは最初から震災を想定していたわけではありませんが、
外的要因に左右されにくい体制であることが証明されました。
ロゴスウェアの業務上の防災対策は、クラウドが1つのカギといえそうです。
ロゴスウェア
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