プロフェッショナル 海外とのギャップ#7
みなさんは「プロフェッショナル」という言葉にどのようなイメージをお持ちでしょうか。
わたしの場合は、「超一流」だとか、専門的な技術を持つ人を想像します。
プロ野球選手、プロゴルファー 、匠の技を持つ職人さん、、
当然ながら、色々な捉え方があると思います。
「プロ意識」という言い回しだって、使いどころがさまざまです。
たとえば アメリカでは社会に出て働くときから日本とは少し異なるプロ意識でいるのだとか。
普段のビジネスにおいても「プロとアマ」の観点にお国柄の違いがあるようです。
日本では、新卒採用の学生は 磨けば光る原石 という位置づけもあります。
終身雇用の慣例か ひとつの会社に長く勤めることがよしとされ、就職ではなく就社と表現されることも。
会社側も、自社のカラーに染まった将来のプロフェッショナルの誕生を待ち望んでいます。
それゆえ、特に体力のある企業での研修期間は、とても長くていねいな研修が実施されています。
日本では、社会に出てから、一人前になるための技術・戦術を会社に入ってから教わるのです。
一方、アメリカでは、中途であれ新人であれ 磨かれている人材 として迎えられます。
就職までにできるだけ多くの実務経験を積んできます。
(アメリカはインターン大国ですよね)。
日本と違うのは、就職したら、フリーエージェント宣言をしたプロスポーツ選手のようなモードに変わるそう。
専門化した職種ポジションにつき、お給料をもらうことに見合うだけの「責任」を担い、
すでにプロとしてスタートするのです。
”研修”も日本とは違い、より高いレベルに到達するのに必要な技術や戦術を得るための時間を意味します。
Young Woman learns Surf Lessons / epSos.de
もちろんそれぞれの国の教育システムの違いもあるでしょうし、働くことへの意識背景も異なります。
外国のかたと仕事をするときには、それぞれの「プロフェッショナル」を認知する必要がありそうですね。
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